Diary 2010. 8
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8月23日 (月)  口蹄疫騒動は終わらない

 仲間が30万頭も殺されて、裕馬は喪に服していた。欲に目のくらんだ人間どもが作る世の中は、かくも理不尽で,かくも無慈悲なのかと無力感にどっぷりつかっていた。
 しかし、しかしである。なんと今朝の南日本新聞にすばらしい論説が載っていた。うわべの現象のみを賑々しく伝えるだけのマスゴミにうんざりしていた裕馬は記事を読んで、久しぶりにいなないた。鹿児島大学名誉教授・萬田正治氏の「口蹄疫問題の本質は何か」という論説である。引用しよう。
 「問題の本質は旧態依然たる国際獣疫事務局(OIE)の指針と、それに従う我が国の家畜伝染病予防法(口蹄疫)の対応策、そして我が国の近代化畜産の中にあるのではないだろうか。」
 その通り!裕馬の意見と一緒だ!
 「病原体の遮断と撲滅は一時的なもので、永続的な安全保障にはならない。」
 「無菌化社会を進めることは、かえって動物の持つ免疫力を衰弱させ、自然界から遊離した動物を危機におとしめることになる。」
 「今回全頭殺処分ではなく、発病しなかった家畜を残せば抵抗力のあるものを選抜することとなり、口蹄疫に対する低コストの有効な対策になるはず。」
 「口蹄疫は健康な家畜を育て免疫力をつければ決して怖い伝染病ではない。」
 以上のように述べた上で、以下の提言をしている。
1)OIE指針の再検討を日本が提言する。
2)近代化畜産の見直し改善
3)遮断と撲滅一辺倒の衛生行政からぬけだす。

 萬田大先生の卓見が広まって欲しい。何十万頭もの家畜を無駄に殺すような食文化は間違っている。裕馬の馬主も言っていたよ。
 「俺が食いたいのは、病気に勝ち抜いた、免疫力もいっぱいの野生に近い牛や豚だ。」
 馬主様、くれぐれも裕馬を馬刺しになどと思わないでくださいよ。ヒヒン・・・裕馬


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