Diary 2009. 5
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5月1日 (金)  弱毒性ではない

 新聞に新型インフルエンザは弱毒性とあった。そもそも、毎年インフルエンザで数千人が死亡しているわが国では、いつものインフルエンザでも社会的には強毒性なのである。今回の新型インフルエンザは、社会的には超強毒性のようである。役者たちの大騒ぎではなく、専門家の冷静で正しい情報を伝えてほしい。ともあれこれを契機に、わが国の厚生行政に活を入れて、低すぎるワクチン接種率を上げてほしいものだ。新しいワクチンも早く大量生産してほしい。冬のパンデミックに備えて。


5月4日 (月)  連休も仕事だ!

 ガソリン価格も下がり、高速道路の料金も下がり、マイカーで行楽を楽しむひとが多いらしい。しかし、我がクリニックは透析と入院施設があるので休むわけには行かない。裕馬の飼い主は、日曜日にもどこかの施設の回診に行き、休みを作らない。仕事中毒か、働き蜂だね、あれは。
 働き蜂といえば、北半球では300億匹のミツバチがいなくなったらしい。大規模農業なので、同じ種類のミツや花粉ばかりを食べざるを得ず、弱って死んだってことらしいけど、人間が自然にやたら手を加えるから、しっぺ返しを食ったんだろうね。そういえば、遺伝子組み換え作物は虫が寄り付かないらしいけど、その花粉や蜜を食べる蜂たちは死んじゃうんじゃないの?


5月7日 (木)  いったいどうなってんだ?!!!

 マスコミの出し物を見ると、相変わらず、新型インフルエンザで熱に浮かされているようだが、ちょっと待ちなって!メキシコの罹患者と死者の数が大幅に減っているじゃないの!いったいどういうことなんですか?
 大体メキシコと言う国の統計なんか、当てにできないことくらい、ちょっと調べれば察しがつく。出生届けも死亡届も出さない国民が、わんさといる所だ。がせねたをつかまされて、大騒ぎし
、国民を不安に陥れたマスコミは、一言も謝らずに知らぬ振りして、数字を下方修正したようだ。
 こら〜!ごめんなさいも言えんのか!マスゴミよ!連休明けの土日に、秋葉原の電子部品屋を回り、送信管を使った超ど級真空管アンプを作るという計画を、キャンセルしてしまったではないか。・・・・・いつものようにだまされた、負け犬、いえ、負け馬の遠吠えでした。裕馬。
 
 


5月9日 (土)  夜釣りに行きました

 明日は日曜日。当直の医師もいる。今晩は満月だ。てなわけで、安楽川の河口につりに出かけることにした。砂浜にテントを張り、流木を集め火を焚いた。投げ釣り用の竿2本に仕掛けをセットし、1本にはボイルしたオキアミ、もう1本にはイカの切り身をえさにして投げた。遠投に自身はあるが、夜釣りなので波打ち際から10m程度でよい。その代わり釣り床は、波打ち際から50m退いた場所にした。狙いはチヌ(黒鯛)である。ここはキヂヌ(南黒鯛)がほとんどで、大物でも2から3kgであるが、4年前に本黒鯛の5kgをここで釣ったことがある。この程度の大物になると額にこぶが出てくる。えさは蟹だったが、まだ陸に蟹の姿は見えない。釣れなくてもいいさ。黄砂で卵の黄身のように見える満月が、また風情があっていい。ビールと肉を用意した。燃やしていた流木が炭に変わっている。塩コショウだけで味付けし,網焼きにて食す。ビールがうまい。50m右側に陣取って釣りをしていた名も知らぬご老人を招待した。最近めっきりつれなくなったとこぼしていたが、好きなので毎週釣りに来るのだと。コンテナ用の新埠頭の埋め立て工事が始まってからだめになたのだと。つり談義にはずみ、ビールから焼酎に変わったが、あたりがまったくない。ふぐも来ない。ご老人は家が近くなので、歩いて帰った。まさか飲酒運転はできないので、テントで寝た。明朝は夜明け前に起きて、再びお魚さんと勝負だ。もしかして陸蟹が姿を現すかもしれない。運がよければ、お魚さんに勝てるかもと思いめぐらしながら、大いびきをかいた。


5月10日 (日)  水際作戦、苦戦なり

 国内初の新型インフルエンザの患者が、確認された。国境を封鎖できないし、渡り鳥は自由に往来するし、潜伏期があるので、今の水際作戦は残念ながら、頑張ってますよと言う見せかけに過ぎない。それよりも、いっそのこと小規模の流行が起こって社会的免疫ができたほうが良いと思う。日本はこれから高温多湿な気候になるので、流行は必ず終息する。新型は老人に感染しにくく、死亡率も従来のものと変わらないのであれば、無駄吠えせず、社会全体の免疫力を高めることに努めたらいい。そもそもわが国では、従来のインフルエンザで、お年寄りを中心に、毎年数千人から1万人が死んでいるのだ。この日常的危機の対策はお粗末なのに、票目当ての見せかけには、手間、ひま、お金をかける。もし裕馬が大統領ならこうする。
 @ワクチンの大量生産。接種率を現在の30%弱から欧米並みの90%以上にするための方策。
 A個々人の体力づくり、免疫力強化の方策。
 B駅など人の集まるところでの床の湿潤化。乳酸菌を撒いても良い。床に落ちた乾燥体液ビールス複合体が飛び散らないし、乳酸菌が呑食してくれる。(飯山一郎のホームページ参照。)
 C良質のマスクの提供。飛沫の拡散防止、飛沫の吸入防止になる。がしかし、乾燥し浮遊する体液ビールス複合体は、普通のマスクなら通過する。
 Dこの冬に予想される大流行時に、電話診断とくすり宅配の法制化と体制作り。
 Eビールスが強毒化する前に国内で流行させる。何度も言うが、国内で流行しても、高温多湿な日本のこれからの気候では大流行はない。いっそのこと大流行してくれたほうが免疫ができてよい。交通事故1万人、自殺3万人、通常型インフルエンザ1万人、わが国では毎年これだけ死んでいるのだ。今のところ、身近にある危機に対処したほうが良い。
 
 
 
 
 


5月13日 (水)  さむらいはいないのか!

 かつて田中角栄が米国の気に食わぬ独自の外交をはじめたら、ロッキード事件で嵌められ、失脚した。時の自民党派閥には多かれ少なかれ、米国がらみの政治資金が流れていたので(今でもそうだが)自民党政府は米国の顔色ばかりを伺うようになり、マスコミも、出版会もことの重大性に気づかぬ振りをして大騒ぎをしたあげく、属国化の完成に手を貸した。こうして政治家に志士がいなくなったが、田中角栄式錬金術は蔓延し、土建屋がこの国の支配階級になった。
 知性と闘志と人徳を兼ね備える志士が、政界にもマスコミ業界にもいないのか!田中角栄の事件で、米国はいつでも日本の政治家をつぶせるのだということを証明した。今回の小沢一郎事件では、時の国家権力がその暴力装置を用いて、いつでも対立政治勢力をつぶせる道を開いた。いまや日本は独立国家でも、民主国家でもなかったのだということが、満天下に知らされた。
 真のさむらいはいる。中央ではどうやら絶滅危惧種のようだが、地方にはいる。この国はもっと悪くなりそうだ。民主党も馬鹿がそろっている。ファシストの攻撃を党内派閥抗争に利用した。政権交代しても、外国の干渉が続き、マスコミの馬鹿騒ぎを見せられそうだ。いずれ地方の志士を中心にした新たな勢力が、中央のファシストどもを駆逐する日が来るだろうことを予言しよう。
-----血中アドレナリン濃度がなかなか下がらない裕馬君でした。-----


5月17日 (日)  自己免疫疾患

 本来生体を守るべき免疫系が、外敵ではなく、自己の肉体を、誤って攻撃することがある。このような病気を総称して自己免疫疾患という。今のインフルエンザ騒動を見ていると、まさしくこれだなと思う。政府やマスコミが過剰に反応し、人権を侵害し、社会活動を制限している。損害はインフルエンザ自体によるよりも、この社会的疾病によるものが甚大と思われる。専門家の冷静な情報分析と対処方針の討議、提案が必要なのにその影も形も見えない。おそらく、鳥インフルエンザを想定して作ったマニュアルを用いているのだろう。しかしここまでくると、もう少し冷静になりましょうと、声をあげる専門家、政治家、マスコミが出てこないのも不思議である。わが国は、国民が知らないだけで、ファシズムはすでに完成しているのかも知れない。おそらく、有事に向けた予行演習か、国民の教育、ムード作りをしているのかも知れないなどと、つい考えてしまう。
 願わくばこの騒動が、いつも軽視されている通常型インフルエンザに対する対策も、ちゃんとやりましょうということになりますように。いや、ちゃんとしないと、責任者には馬糞うにをたらふく食べていただきましょう。   裕馬


5月18日 (月)  ニンニクパワーだ

 裕馬の馬主は、いつもになく早く帰ってきたと思ったら、口もきかず畑に直行だ。3畳ほどの小さな畑には、にんにくが植えてあった。その茎をひっぱりながら、なにやらつぶやいている。
 おれのあだ名は「にんにく隼人」だ。にんにくは薬味ではない。野菜だ。葉は野菜炒めにすると実にうまい。この球根はとりたてをそのまま刻んで料理する。乾燥させ皮をむくなんて、もったいない。野菜のごとく大量消費する。生姜、玉葱も、なまがうまい。ラッキョウもそうだ。口臭なんか気にしない。虫も病気も寄り付かない。そろそろ、バンジロウ茶(グァバ茶)が煎じ終わるころかな。そういえば、兄貴(飯山一郎)は、せんだんの木の皮だか、葉だかを煎じたら良いと言ってたな。緑茶はうがい用にたっぷりある。マスクはどこも売り切れで、備蓄なし。食料2週間分の備蓄なんて要らん。皮下に備蓄した脂肪で3日ほどしのげたら良い。あいつらが、戒厳令の予行演習をするのなら、こちらもサバイバルの実践訓練だ。
 わけの判らぬ、独り言をつぶやきながらくわをふるう馬主に、嫁の声がひびいた。
 「あなたごはんよ。風呂から先に入ってね。」
「ビールは冷やしてあるよね!」
 まったく!世間はインフルエンザで騒がしいというのに。「にんにく隼人」ってなんなんだ。裕馬の飼い主は、ほんとに医者なんかね? 
 


5月22日 (金)  くすりは真の功労者ではない

 戦後わが国では、結核などの感染症による死亡が、急激に減った。結核が減ったのは抗生物質のおかげではない。栄養状態と衛生状態がよくなったからである。その証拠にイギリスでは、抗生物質が発見されるよりもはるか以前、産業革命以降に結核が減ってきている。豊かになり栄養状態がよくなると免疫力が向上するのだ。たとえ感染しても治癒し、獲得した免疫が残る。先進国では、生活習慣病が死因のトップになったが、貧しい後進国では今でも、死亡率の首位を感染症が占めている。
 古来、人類を脅かしてきた感染症、結核、流感、麻疹、天然痘、マラリア、フィラリア、性病などの脅威から人類に貢献した、真の功労者は薬ではない。栄養状態・衛生状態の改善、ワクチン、蚊の駆除、コンドーム、などである。
 新型インフルエンザの水際作戦失敗後、国内対策が「薬の宣伝で民心をあやす」方向に向かいつつあるのも馬鹿げている。すべての薬は毒である。副作用のない薬はない。使わないにこした事はない。裕馬の馬主は、いつも言っている。
「風邪は安静、保温、栄養が大事だ。家で布団に入り寝てなさい。水分と糖分と塩分を補給しなさい。基本的に薬は要らないよ。薬というものは使う利益と不利益を天秤にかけてから処方すものなのだよ。」
 この調子じゃ、予防的内服も含め、タミフルを処方してくれとクリニック押しかける人が増えて、対応が難しくなりそうだ。どの医療機関でも、説明するひまがないから、もくもくと処方箋を書き、その結果、薬害の大量発生が心配だ。政治家のたわごとはもういいから、専門家の意見を聞きたい。裕馬が馬主に代わって言ってあげよう。
 「熱が出たら、家族に連絡し、家で寝ときなさい。心配ならかかりつけの医師に、電話で相談しなさい」
   


5月30日 (土)  野放しの健康産業

 健康産業は14兆円産業に、肥大したらしい。ヒアルロン酸、グルコン酸を飲んでいるが、ひざの痛みが取れないので、注射をしてほしいと来院する人は多い。テレビで大々的にうその宣伝を垂れ流すので、だまされ高価なものを買う人が絶えない。時には身近な食品に絶大なる効用があるかのようなうそを、有名タレントの口から言わせ、笑っちゃうような社会現象を現出させて、公共の電波を商売の道具にしている。田舎のお人よしのお年寄り宅を訪問し、詐欺まがいの商売をしている業者はわんさといる。先日は裕馬の馬主も患者から勧められたらしい。
 「先生、このドリンクは高価だがとても体にいいんです。でも私の体には合わないようです。先生はお疲れでしょうから差し上げます。半年分ありますので、これを飲んで元気で診療してください。」
 馬主は最初、嬉し涙を流し、やがて悔し涙に代わったそうである。
 


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